ペットのお墓について知っておきたいこと

2023年12月29日

ペットのお墓は、心の中で続く温かな対話の場所です

ペットは私たちの生活に欠かせない存在であり、その存在は愛と喜びをもたらしてくれます。しかし、時が経つとともに、ペットとの別れが必ずやってきます。ペットが穏やかな眠りにつく時、私たちはどのようにして最期の別れを迎え、彼らへの思いを形にするべきかを考えざるを得ません。

ペットのお墓は、愛する家族に最後のお別れを告げ、思い出を永遠に残すための特別な場所となります。

本記事では、最後の旅路にふさわしい場所を見つけるためのヒントや心構えについて紹介します。

ペットがなくなった時の手続き

ペットが亡くなったとき、迅速かつ尊重な手続きが求められます。また、お葬式においても様々な選択肢があります。

ペットの死亡届の提出

愛犬がなくなってしまったとき、届け出をしている市区町村もしくは保健所に、死亡届を提出しなければなりません。死亡届の提出は、犬の死亡から30日以内に行うことが義務付けられています。なお、猫や鳥などは死亡届の必要はありません。

ペットのお墓について知っておきたいこと

ペットのお葬式

ペットのお葬式の種類

自宅でのお葬式
葬儀会社と住職が移動火葬車で自宅を訪問し、自宅で住職が祭壇の前で読経を行います。飼い主や家族はお焼香を捧げ、ペットに別れを告げます。葬儀が終わった後、火葬が行われます。

小規模な家族葬
親しい友人や家族だけで行う小規模なお葬式は、ペットとの最後の別れを静かに行うことができる方法です。

ペット葬儀式場でのお葬式
ペット葬儀式場では、専門のスタッフがお手伝いし、ペット専用の施設でお葬式を行うことができます。

費用の相場

費用の詳細

移動火葬車
訪問式の火葬サービスを利用でき移動火葬車を利用することで、飼い主はペットの遺体を直接火葬施設に運ぶこともなくこのサービスは飼い主にとって利便性が高いとされています。 費用は、 約15,000円~30,000円程度が一般的です。 


ペット葬儀式場での合同葬儀
【一任合同火葬】自身のペットが他のペットと一緒に同時に火葬される形態を指します。
共同での火葬になるので、複数のペットが同時に火葬炉に入れられ、火葬のプロセスが合同で進められることになります。火葬が完了した後、飼い主には通常、共同での火葬が行われたことを示す証明書や識別情報が提供されることが多いです。ただし、飼い主が個別の骨灰を希望する場合は、一任合同火葬ではなく、一任個別火葬を選択する必要があります。
費用は、約15,000円~40,000円程度が一般的です。 

ペット葬儀式場での個別葬儀


小型犬に比べて大型犬は火葬にかかる時間が長くなるなどの理由から、費用が高くなることが多いです。事前に、確認をしておきましょう。

ペット供養の選択肢

遺体の処理方法やお墓の種類

ペットのお墓にはいくつかの種類があり、飼い主がペットとの絆や個別の希望に合わせて選ぶことができます。以下に、一般的なペットのお墓の種類を紹介します。



ペットの霊園や墓所を選ぶ際のポイント

ペットのお墓を選ぶ際には、慎重な検討と感情に寄り添う決断が求められます。以下は、ペットのお墓を選ぶ際の主なポイントです。


これらのポイントを考慮しながら、飼い主自身の価値観やペットとの思い出に寄り添って、ペットのお墓を選ぶことが大切です。

ペットのお墓の準備

墓地や霊園の申し込み

墓地や霊園を利用する場合、事前に予約や手続きが必要です。希望する場所やスペースの空き状況を確認し、申し込みを進めましょう。

ペット霊園の手続き

専用のペット霊園を利用する場合は、以下の手続きが必要です。

霊園の利用契約
霊園の場所やスペースを確定したら、契約手続きを進めます。利用規約や料金についての確認が重要です。

墓石の設置手続き
霊園で墓石を設置する場合は、霊園管理者と協力して設置手続きを進めます。デザインや設置場所についての相談が可能です。

ペットのお墓

墓石のデザインと注文

お墓の場所が確定したら、次は墓石のデザインと注文手続きです。墓石はペットとの絆を永遠に残す象徴的な要素であり、慎重な選択が必要です。

墓石のデザイン選び
墓石のデザインは慎重に選ぶことが重要です。ペットの個性や共有した思い出に基づいて、彫刻や刻印のデザインを検討しましょう。

墓石の注文手続き
選んだデザインに基づいて、墓石の注文手続きを進めます。サイズや素材、刻印の内容を確認し、納期や価格についても十分に確認しましょう。

ペットのお墓にかかる費用

ペットのお墓には様々な費用がかかります。遺族は予算を考慮し、最も適した方法を選ぶことが重要です。

ペット 墓石

ペットのお墓にかかる総費用は、これらの要因の組み合わせによって異なります。予算を事前に確認し、墓地や霊園のスタッフと相談することで、飼い主に合った最適な選択ができるでしょう。

費用の目安

費用の詳細


共同墓地
共同墓地は、複数の飼い主がその地域で提供される墓地にペットを埋葬する場所です。これは複数の飼い主が利用するため、他のペットたちと共有する場所となります。他のペットとの共同となるため、墓地の維持や管理にかかる費用を抑えることができます。そのため、飼い主にとって経済的な負担が軽減されます。 費用はペットの種類や大きさによって異なりますが、約5,000円~30,000円程度が一般的です。 

なお、火葬料金は組み込まれているところや、別途火葬料金がかかるところもあります。火葬料金は、ペットの種類や大きさ、さらに個別で行うか合同で行うかによっても金額が変わりますが、合同で行う場合は、より安価に行うことができます。 


個別墓地
個別墓地は、飼い主が自分のペットのために個別に用意された墓地です。飼い主はその墓地を購入し、ペットのために特別に整備されたエリアに埋葬することができます。墓地には通常、個々のペットの名前や写真を掲示するためのスペースが設けられていたり、飼い主のオリジナルでお墓をたてられます。
共同墓地と比べると、費用は高くなり、大きさや質にもよりますが約10万円から30万円程度が一般的です。それに加えて、年間の維持管理費も別途かかるのが普通です。


納骨堂
納骨堂は、ペットの遺骨を納めるための施設です。通常、小さな仏壇のような形状をしていて、ペットの骨壺や遺灰を収めることができます。納骨堂は共同のものや個別のものがあり、それぞれ金額が異なります。納骨堂も手軽のものから豪華なものまであり料金も異なってきますが、年間で約1万円~5万円程度が一般的です。


自宅に骨壷を置く自宅供養
自宅で骨壷を置いて供養を行う場合、ペット用の祭壇や骨壷、メモリアルグッズなど、さまざまなペット供養グッズを使うことができます。これらのアイテムの種類や予算は幅広いため、予算に合わせて選ぶことができます。

石の選び方

ペットの墓石を選ぶ際には、ペットとの絆や思い出を表現し、永遠の記念となるものを選ぶことが重要です。

ペットの墓石の素材とデザイン

ペット 墓

ペットの墓石は、ペットとの絆を永遠に刻むための特別なものです。慎重に選び、ペットとの思い出を美しい形で表現しましょう。

ホームセンターなどでペットの墓石を探す場合

ホームセンターでペットの墓石を購入することも一つの手段です。ホームセンターでペットの墓石を探す場合、以下のポイントに留意しましょう。



ホームセンターで墓石を探すメリットとデメリット

メリット】

デメリット】

ペットとの最後の別れに対しては、慎重かつ思いやりをもって取り組むことが大切です。

特にペットを亡くしてすぐの場合、ペットロスで辛い日々かもしれませんが、飼い主として、ペットのお墓を選ぶ際には心に寄り添いながら慎重な選択が必要です。ペットのお墓は、愛を形にする場所であり、そこに眠る家族への永遠の愛情を表現する儀式とも言えるでしょう。

どんな形を選んでも、ペットとの絆を大切にし、思い出を永遠に残すための場所として、お墓が役立ちます。

最後に、ペットのお墓はただの場所ではありません。それは愛と思い出が交わり、永遠に続く場所です。飼い主として、共に過ごしたなかで得た大きな愛情と感謝の想いを胸に、ペットとの絆を永遠に感じながら生きていきましょう。

ペットたち、たくさんの思い出をありがとう🫂

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