ペットシッターの資格について

2022年1119

ペットシッターの資格には、どのようなものがあるのでしょうか。

飼い主の留守中にペットの世話をするペットシッターにとって、最も大切なのは飼い主から信頼を得ることです。ペットケアのプロであることを証明するペットシッターの資格を取得することで、飼い主からの信頼と信用を得ることができます。ペットシッターの資格とは、どんなものかをご紹介します。

1.ペットシッターの資格とは?

ペットシッターの資格は「認定ペットシッター」と「ペットシッター士」の2つが代表的な資格です。では、その代表的な2つの資格について詳しく見てみましょう。

認定ペットシッターとは

認定ペットシッターは、全国ペットシッター協会が認定する資格制度です。なお「ペットシッター」という名前ビジネス教育連盟によって商標登録(登録第3330763号)されており、信頼性の高さを誇っています。認定ペットシッターを取得するためには、ペットシッタースクールが提供する「認定ペットシッター養成講座」を受講した後に認定資格に合格し、その後、全国ペットシッター協会に登録する必要があります。

ペットシッター士とは

ペットシッター士は、特定非営利活動法人日本ペットシッター協会が認定する資格です。ペットシッター士の資格は、日本ペットシッター協会が主催する研修を受講し、認定試験に合格することで取得することができます。

ペットシッタープロフェッショナル資格やペットシッターアドバイザーといった名前の資格を聞いたことがあるかもしれませんが、「ペットシッター」という言葉そのものを特許庁に登録し、その技術の教育を許されているのは、認定ペットシッターを認定する「ビジネス教育連盟ペットシッタースクール」と、ペットシッター士を認定する「全国ペットシッター協会」の2つのみです。

認定ペットシッターとペットシッター士の違いは?

認定ペットシッター資格とペットシッター士は、資格名や資格取得方法が似ていて、どちらも動物取扱責任者の要件を満たす資格であるなど、その違いが分かりにくいかもしれません。この2つの資格の違いは以下の通りです。

費用や受講内容については、最の章で詳しく説明します。

2.ペットシッターの資格は必要

結論からいうとペットシッターになるために資格は必要ありません

ペットシッターには、国が認めた公的な資格はありません。ペットシッターの資格などペット関連した資格は数多く存在しますが、それらはすべて民間資格です。民間資格は、民間団体が主催・認定しているものであり、実際にペットシッターとして働くために必須ではありません。

では、もしペットシッターとして働くのにペット関連の資格を取得しておくことはあまり意味がないものでしょうか。

ペットシッターとして働くためには資格は必ずしも必要ではありませんが、その一方で資格を取得することには多くのメリットがあることも事実です。

資格を有するメリットの一つは、飼い主に好印象を与えられることです。ペットシッター選びは、飼い主にとって非常に重要です。飼い主は大切な家族であるペットが預けている間も快適に過ごせるように、安心して預けられるようなペットシッターを選びたいと考えています。しかし、それぞれのペットシッターがどのような経験・知識を持っているのかを知ることは容易ではありません。そこで役に立つのが資格です。資格を取得することで、知識が豊富であるというプラスの印象を与えることができます。

また、ペットシッターとして働く場合、資格を持っている人の方が給料が高くなる場合もあります。

そのため、資格を取得することはペットシッターとして働く上で大きな強みになることは間違いないでしょう。

ペットシッターの資格とは

3.ペットシッターの資格が必要な場合は?

ペットシッターとして働くには、特別な資格は必要なく誰でも働くことができる、と説明しましたが、ペットシッター店を開業するなど、ペットシッターとして独立開業したい場合は「動物取扱業」の登録申請が必要です。動物取扱業の登録には、以下のいずれかの要件を満たす動物取扱責任者が必要です。

以下のいずれかの要件と、動物取扱業の研修が必須条件となることからも、資格取得は推奨されています。

※ペットの飼育経験や繁殖経験は、実務経験と同等と認められる1年間以上の飼養経験として認められません。

認定ペットシッター、ペットシッター士は、公平性及び専門性を持った団体が行う客観的な試験として、必要な知識及び技術を習得していることを証明できる資格です。

4.ペットシッターの資格はどこで取得できる?

認定ペットシッターとペットシッター士、共に必要な講座を受け、認定試験に合格する必要があります。講座は、スクール自宅にて学習する方法がありますが、認定試験を受ける方法はそれぞれの資格によって異なります。

認定ペットシッター

通学する場合はペットシッタースクールで、オンラインでコースを受講する場合はオンラインで認定試験を受けます。

ペットシッタースクール本校

東京都新宿区新宿5-4-1新宿Qフラットビル707 講習室307

ウェブサイト https://www.ps-school.jp

ペットシッター士

認定試験は、指定された会場にて受けます。試験会場は受講するコースにより異なり、協会本校スクール、試験会場、カルチャースクールのいずれかで受けます。

日本ペットシッター協会本校スクール

東京都練馬区中村北4-8-28鴨下第2ビル

ウェブサイト http://www.pet2211.com

ペットシッターの資格はどこで取得できる

5.ペットシッターの資格の取得方法は?

認定ペットシッターとペットシッター士の資格を取得する方法は、スクールに通って対面授業を受ける方法と、自宅にいながらオンラインで受講する方法、または通信講座として自分のペースで学ぶ方法があります。

遠方に住んでいスクールまで通うことが難しい方や自宅で受講したい方に、zoomを使って授業に参加できるオンラインコースや、自分のペースで学習できる通信コースがあり、自分に合ったコースを選ぶことができます。

認定ペットシッター

認定ペットシッターの資格取得には、「通学」「通信コース(通信講座)」「オンライン通信コース(通信講座+オンライン授業)」の3つ方法があります。なお、コースの受講資格として以下を挙げています。

各コースの詳細は以下の通りです。

通学コース:ペットシッタースクール本校で、専門講師による対面授業を受講することができるコースです。通信講座では身につけられない、様々な犬種と実際に触れ合いながらの実習など、実践的な内容が学べるのも魅力です。通学コースでは、2つの資格(認定ペットシッターパピーティーチャー)がセットになったコースを受講します。

オンライン通学コース:上記と同じく、認定ペットシッター+パピーティーチャーがセットになったダブルライセンスコース。ただし、座学はオンラインで行い、実習のみ通って受講します

通信コース:専門講師が執筆・監修した教材を使って自分で学べる通信講座です。通学コースと異なり現場実習などはありませんが、自宅のペース受けられるのが特徴です。定期的に送付されるテキストDVD・課題を通じて、講座の受講を進めることができます。

オンライン通信コース:上記の通信コースに、オンラインで受けられる講座がセットになったコースです。自宅にいながら講師の授業を受講でき、質問することもできます。なお、オンライン講座はzoomを使っています。都合が合わず受けられなかった講座は、後日配信される講習映像を見てが奇襲できます。

ペットシッター士

ペットシッター士の資格取得には、「通学」「通信教育」「カルチャー教室」の3つ方法があります。それぞれの取得方法について、ご紹介します。 

通学コース:日本ペットシッター協会本校において、全6日の講座を受けるコースです。日本ペットシッター協会本校に6日間(月曜日から土曜日)通い、短時間で集中的に学びます。最終日に認定試験が行われます。通学コースでは、その場ですぐに講師に質問・相談ができるというのが大きな特徴です。

通信講座コース:通信講座は、仕事や家庭などの事情で通学が難しい方におすすめです。教材が自宅に届くので、自分のペースに合わせて学習できます。添削課題を提出した後、試験会場で認定試験を受けます。

カルチャースクール講習:全国にあるカルチャースクールで全2日間+自宅で学習するコースです。各地のカルチャースクールで開催される講習会に登録し、受講することができます。自宅学習だけでは不安な方や近所にカルチャースクールがある方におすすめです。通学は東京の本校のみですが、全国各地にあるカルチャー教室なら、自宅での学習と通学を両立できます。また、講座会場の会場では講師に直接質問ができ、講師や他の生徒とも関われます

6.ペットシッターの資格取得するための費用は?

ペットシッターの資格取得かかる費用は、資格の種類・受講するコースによって異なます。各資格・コースの受講料は以下の通りです。(以下の受講料は税込みです。)

認定ペットシッター

認定ペットシッター資格+パピーティーチャー

認定ペットシッター資格のみ

ペットシッター士

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