ペットシッターの探し方

2024年03月21日

最高のペットシッターと出会うために大切なこと

誰もが皆、生活をしている中で家を留守にしなくてはならないことがあるでしょう。その中には、結婚式、入院の見舞いや付き添い、海外旅行など、どうしても犬や猫を一緒に連れて行ってあげられないことあります。家を空ける期間が短期間であろうと長期間であろうと、留守番をするペットの世話は決して休むことはできません。飼い主は、留守中もペットが快適に過ごせるような手段を用意することが必要です。ペットホテルや動物病院に預ける、またはペットシッターを探すなど、その選択肢は様々ですが、ペットにとって最も適切な方法を選ぶことが重要です。

まだ予防接種を受けていない子犬や子猫、高齢のペット、体調がすぐれないペット、神経質・攻撃的なペットなど、特別な配慮が必要な場合は、住み慣れた環境である自宅での世話が好ましいでしょう。または、ペットにとって最も快適で落ち着いて過ごせる自宅で過ごさせたかったり、あるいは近くに預けるための施設がない場合もあるでしょう。いずれにせよ、ペットシッターの探し方を知っておくことは大切なことです。

ペットシッターなら誰でもいいというわけではありません。家族の一員のようにペットの世話を安心して任せられるような人で、親切で、信頼でき、かつ知識も豊富なペットシッターが望ましいでしょう。そのようなペットシッターを探すのは簡単ではありませんが、ニーズや希望条件に合ったふさわしいペットシッターを探すためにできることがあります。こちらでは、自分にぴったりのペットシッターを探すためのポイントを紹介します。

まずは、ペットシッターの資格とは?どうやって取得するの?など、『ペットシッターの資格について』の記事で詳しくご覧いただけます。

ペットシッターを探すためのウェブサイト

ウェブ上には、ペットシッターを探せるウェブサイトが多数存在しています。それらのサービスを提供する企業には、ペットシッターとして登録するために審査を行っているところとないところがあるので、サービスを利用する際には注意しましょう。

ペットシッターの探し方

2009年に特定非営利活動法人(NPO法人)の認定を受けた日本ペットシッター協会は、ペットシッター士の養成や、ペットの飼い主向けにマナー向上のための啓蒙活動などを行い、動物愛好家とペット、一般市民がともに共存しやすいまちづくりを推進しています。また、ペット災害対策について研究および情報発信を行い、災害時のペット管理知識を有するペットシッター士を育成・認定しています。

日本ペットシッター協会のリストから、全国のペットシッターを探すことができます。

1999年開業した日本ペットシッターサービスは、全国に125以上の店舗を展開するとともに350名以上のペットシッターと提携し、日本全国でペットシッターサービスを提供してます。日本ペットシッターサービスは、サービス開始前に飼い主・ペット・シッターで顔合わせを行い、相性を見ながらサービスを進めることを特徴としています。

日本ペットシッターサービスの公式ウェブサイトにはこちらからアクセスできます。

セワクルは、サービス内容や料金体系が分かりやすく、資格を持ったプロのシッターを派遣して、ペットのお世話を行っています。飼い主だけでなく、ペット(犬・猫)にとっても安心できるサービスを提供するため、初めて利用する場合は必ず事前に打ち合わせを行います。また、サービス終了後には、詳細なシッティングレポートを作成・報告します。

セワクルSewakl)の公式ウェブサイトにはこちらからアクセスできます。

1995年に開業したペットシッターSOSは、ペットシッターの商標登録をしているフランチャイズ企業です。国内にある全店舗が動物取扱業の登録を行っており、ペット保険にも加入済みです。ペットシッターSOSでは開業以来、ペットのことを第一に考えるプロのペットシッターとして、50万件以上のサービスを提供しています。「ペットシッターの信頼度」「サービスクオリティの高いペットシッター」において、ペットシッターSOSは圧倒的な信頼を得ています。

ペットシッターSOSの公式ウェブサイトはこちらからアクセスできます。

オレンジペットシッターは、2006年にペットシッターサービスを開始し、現在は東京都、神奈川県、大阪府、兵庫県、広島県でサービスを提供しています。オレンジペットシッターは、ペット1匹1匹に合わせた独自のケア内容やシンプルな料金プランを特徴としています。Sewakl(セワクル)同様に、オレンジペットシッターもサービス終了にケアレポートを作成しているので、預かり中のペットの様子を詳しく知ることができます。

オレンジペットシッターの公式サイトはこちらからアクセスできます。

iタウンページは日本全国のペットシッター・ペットショップ・ペットのトリミングサロンなどを含む、お店・施設・会社情報を探せる検索サイトです。(NTT東日本とNTT西日本が以前発行する、職業別電話帳「タウンページ」のオンライン版です。)i タウンページの検索は、住所や業種のキーワードに加えて、駅・スポットや地図からも検索することができます。検索の他にも、履歴やお気に入りといった、便利に使える機能があります。

iタウンページにはこちらからアクセスすることができます。

おすすめ情報や口コミを参考にする

どのようなサービスを探すときでもそうであるように、ペットケアサービスを探すときにもおすすめや口コミを参考にできます。また、ペットシッターを探したいときも同様です。

ペットシッター

1. 獣医師/動物病院

獣医師は、あなたのペットはもちろん、日々多くの飼い主・動物と関わっています。獣医師は、動物に関する専門的な知識を豊富に持っているだけでなく、地域内のペットサービスと提携している場合があります。診療の時や電話で相談し、獣医師やスタッフから信頼できるペットシッターやおすすめの情報を教えてもらえる可能性があります。

2. トリマー・グルーマー

獣医師と同じように、トリマー・グルーマーもペットに関連した繋がりを持っている可能性が高いです。また、トリマー・グルーマーの中には、フリーランスとしてペットケアサービスを提供している方や、空き時間にペットシッターをしている方もいるかもしれません。グルーミング時や電話で相談し、ペットシッターについて役立つ情報を教えてもらえる可能性あります。

3. 家族・友人・近所の知人

子どものお世話をお願いするのと同じように、ペットのお世話も、家族や友人、近所の知人にお願いすることができます。あなたの周りの方々の中にも、喜んでペットの世話をしてくれる方がいるかもしれません。また、もしお世話を頼めるような人がいなくても、その方々の知り合いでペットを預かれる方を紹介してもらえることもあります。

また、大人に限らず近所の大きな子どもも頼りになる存在です。特に、ペットを飼っていて扱いに慣れていたり、普段から自分のペットと仲良くしているのであれば、ペットを預けるのに理想的な相手でしょう。近所に住んでいれば、家を空けてペットを留守番させている間に何かあったときに一番に駆けつけてくれるだけでなく、変わったことがないか目を見張ってくれるでしょう。さらに、他のペットケアサービスに預けるよりもはるかにリーズナブルなコストで済む可能性もあります。

もし近所にたくさんのペットがいるのに預け先がいないという場合は、自分自身がペットシッターとして開業するチャンスかもしれません。

4. ドッグラン

近所の公園やドッグランに犬を連れて出掛ける場合、そこで出会うペットの飼い主にペットシッターの情報について聞いてみるのも良い方法です。家族や友人と同じように、知っているペットシッターの方を紹介してくれるかもしれません。あるいは、その方がペットシッターとして一時的にペットを預かってくれると申し出てくれるかもしれません。

ペットシッターを探すときに大切なこと

最高のペットシッターを見つけるには時間がかかったり、簡単ではないかもしれませんが、人任せにするわけにもいきません。自分がペットシッターに求めるものは何なのか、まずそこから考えてみると、自分とペットにぴったりのペットシッターを見つけられます。良いペットシッターの選び方についてのポイントをいくつか紹介します。

1. サービス条件について

ペットシッターの中には、お世話できるペットに条件を設けている場合があります。たとえば、小型犬・大型犬のどちらかに限定している場合や、猫のみに限定している場合が挙げられます。また、老犬との触れ合いを得意とするペットシッターや、子犬の世話が経験豊富なペットシッターなど、特定のペットにおすすめのペットシッターもいます。サービス内容や各ペットシッターのプロフィールに記載がない場合は、対応可能なペットについて確認してみましょう。

2. サービス場所について

ペットシッターに自宅に来てもらうか、ペットシッターの自宅でペットを預かってもらうか、ということもペットシッターを探す際の大切なポイントになります。例えば、複数のペットのお世話を依頼したい場合は、自宅に来てもらったほうが簡単かもしれません。飼い主にとって便利な場所でサービス提供できるかを確認しましょう

飼い主の自宅の場合

ペットシッターに自宅に来てもらうことは、ペットが普段通りの生活を維持することができ、ストレスも少ないというメリットがあります。ただし犬によっては他の犬と遊ぶことが好きな犬もいるので、その場合は一緒に遊んで過ごせるような犬がいるペットシッターの自宅で過ごすほうが良いこともあります。

ペットシッターの自宅の場合

ペットシッターの自宅にペットを預ける場合は、自分の家と近い環境で預けられるようなところが理想的です。例えば、普段から庭で駆けまわっているような犬なら、フェンスで囲まれた庭を持っている家が理想的でしょう。もし、普段からマンションで暮らしている場合は、預けるペットシッターの自宅がマンションであってもペットが感じるストレスはそれほど大きくないでしょう。

3. 医療的な行為が必要な場合

ペットに何か健康上の問題がある場合、獣医師、動物看護師、またはペットの応急処置のトレーニングを受けているペットシッターが最適です。投薬や注射など、そのペットが必要とする処置の経験があることが望まれます。

4. サービス内容について

ペットが見知らぬ人に慣れるまで時間がかかるようであれば、いきなり長時間預かってもらうのではなく、昼間に短時間から対応可能なペットシッターを選ぶとよいでしょう。ペットシッターに何回か家に来てもらい、ペットと一緒に触れ合いながら、少しずつ慣れさせることができるはずです。

5. サービス中の連絡について

ペットシッターによっては、滞在中のペットの様子をレポートや写真、ビデオで知らせてくれることがあります。もし、そのような連絡を希望するのであれば、ペットシッターに対応可能かどうか確認しましょう。ペットが元気に楽しく過ごしている様子を目で確認することで、安心して預けられます。

6. 予約前に顔合わせをする

ペットシッターを予約する前に、一度サービスを依頼したいと思っているペットシッター候補者と顔合わせを行うことをおすすめします。実際に大切なペットを預ける前にその人のことをしたり、サービス内容について確認するだけでなく、ペットへの接し方やペットの反応を知れるとても貴重な機会となります。さらに、試しに犬と散歩に一緒へ行ってもらい、犬の扱い方や世話の仕方を確認するのもよいでしょう。予約前に確認すべきことは、こちらのガイドラインを是非参考にしてみてください。

7.ペットシッターと面談をする

電話やビデオ電話で話す前に、ペットのお世話を依頼したいペットシッター候補者への質問をあらかじめまとめておきます。相手の性格や人柄をよく知るためにどんなことを聞くべきか、サービス内容について気になることなど、スムーズに話が進むように準備しましょう。

ペットシッターと面談をする

家族、友人、近所の知り合いなどに、短期間だけペットのお世話をお願いする場合は、面談まで行う必要はありません。しかし、長期間留守にする場合で、これまで会ったことのないペットシッターにペットを預ける場合は、きちんとした手順を踏むことが安心・安全に繋がります。

ペットシッターを探

1. ペットシッターと面談する際の大切なポイント

飼い主自信が安心してペットを任せられるペットシッターを探すことは基本ですが、犬や猫とのペットシッターの相性も忘れてはいけない重要なポイントです。ペットシッターと一緒に過ごすのは犬や猫です。面談をする時には、ペットシッターとペットが触れ合える時間を設けてみましょう。ペットシッターがペットとどのように関わるのか、またペットは見知らぬペットシッターに対してどのような反応をするのかを確認できます。心地よく過ごせているような様子が確認できれば、安心してペットシッターにサービスを依頼できるでしょう。

2. レビューを参考にする

ペットシッターを利用するということは、見ず知らずの人に大切なペットを預けることとなります。そのため、その人が過去にどのような経験をしてきたのか、そして適切にサービスを行ってきたのかどうかを見極めることが大切になってきます。経験豊富なペットシッターは、過去に行ってきたサービスに対してのレビューが充実しているはずです。もし、そのペットシッターのレビューをプロフィール上で確認できない場合は、信頼できる人物で間違いないかどうか自分自身で確認できるよう、ペットシッターに問い合わせてみましょう。

3. サービスを依頼する

多くのプロのペットシッターやサービスは、契約書にサインをする必要があります。サインをする際には、細部までしっかりと読み、仕事内容について明確に記載されているか、またサービスに含むものと含まれないものが明確に記載されているかを確認するようにしましょう。

4. 質問事項の作成

就職のための面接を考えてみてください。ペットシッター候補者を選ぶ際の顔合わせも同様で、その人のこれまでの経験やスキル、また緊急事態の対処方法を心得ているかを確認することが重要です。ペットシッターの理解に役立つ、聞くべきことをまとめた質問リスト(LINK)もご覧ください。

ペットシッター候補者に確認すべきこと

ペットの世話を依頼したいと思えるペットシッターの候補者を数人に絞ったら、それぞれと顔合わせの予定を立てます。大切なペットを預けるため、慎重に進めましょう。同時に、相手に不快な印象を与えたり、困らせるようなことがないよう気を付けましょう。可能であれば、ペットも顔合わせに同伴させ、ペットシッターとペットのお互いの関わり方や反応を見ると共に、以下のような点を確認してみましょう。

1. ペットが寝る場所はどこですか?

ペットシッターの自宅で預かってもらう場合、ペットの寝る場所を確認することはとても重要なポイントです。できる限り、普段の暮らしと同じような環境が好ましいです。

2. 他にペットはいますか?

ペットシッターの自宅で預かってもらう場合、他の動物と一緒に過ごす可能性があるかを確認しましょう。また、動物の種類や何頭いるかに加え、体格についても確認しておきましょう。自分よりも体格の大きな犬に圧倒されたり、力の強い犬や猫と触れ合い思わぬ怪我をしたりしないようにするためです。

3. ペットは、いつどこで食事をすることができますか

ペットの普段の生活習慣について伝え、その習慣を維持できるようにペットシッターに相談してみましょう。

4. 子どもたちと一緒に過ごすことはありますか?

ペットシッターの自宅に子どもがいる場合もあります。子供がいることでストレスを感じてしまう犬や猫の場合は、必ず確認しておくべきことです。

5. ペットシッターのスケジュールについて

ペットが普段過ごしている生活と同じような活動スケジュールのペットシッターを選ぶと良いでしょう。例えば、あなたが一日中家にいて一緒に過ごす時間が多い生活スタイルであれば、ペットシッターも一日の多くを家で過ごすような人が良いでしょう。それとは反対に、日中留守番することに慣れているペットであれば、日中仕事や学校に行って家を数時間留守にするペットシッターでも問題ないでしょう。

6. 万が一、ペットに問題が発生した場合はどうなりますか?

万が一に備えて、ペットシッターの確認しておくべき大切ことの1つです。ペットがケガをしたり、急に体調が悪くなったりした場合、どのような対応が可能か、飼い主連絡がつかない場合はどうするのかなどを事前に話し合っておくと安心です。

最後に

時には、ペットシッター側に緊急事態が起こり、契約時間の途中で帰らざるを得なくなることもあります。その予備として、家族、友人、隣人、あるいはペットを預かれる施設などに常に連絡できるようにすることは忘れないようにしましょう。このような事態はめったに起こりませんが、あらかじめ準備しておくことで、予期せぬ事態における心理的な負担やストレスを軽減するとともに、またペットシッターによるトラブルで、長期旅行や出張中の途中に帰宅しなければならないような事態を避けることができます。

あなたとあなたのペットが最高のペットシッターと繋がりますように!

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